社会保険は雇用形態で異なるのか
介護職は、高齢化が進む日本では重要度も高く、やりがいのある仕事ですが、それだけで満足に働くことができるわけではありません。満足して働くためには、労働環境や各種手当、社会保険など様々な条件が必要となります。特に社会保険への加入は、将来も含めて安心して働くために必要です。社会保険への加入は、労働すれば無条件でできるものでもないため、よく求人票を調べることが重要です。特に正社員ではなく、パートやアルバイトで働く場合には、求人票の選別がポイントとなります。社会保険とは、雇用保険と労災保険、健康保険、厚生年金保険、介護保険などのことです。
労災保険は、被雇用者はすべて加入することができるので、正社員でもパートでもアルバイトでも関係なく加入することができますが、雇用保険や健康保険、厚生年金保険は異なります。これらの保険の加入条件のひとつが、適用事業所に常時使用されることというものであるため、正社員となっているならば自動的に加入することができるでしょう。しかし、パートとアルバイトは、労働日数が一般社員の4分の3以上、あるいは週の労働時間が20時間以上などの条件を満たさなければなりません。このほかにも条件がありますが、これが正社員とパートとアルバイトの大きな違いといえます。
パートの場合、正社員とは異なり社会保険への加入が付随してついてこないので、安心して働くためには、求人票において社会保険完備の条件をまず探すことが必要です。